小1の頃、膀胱炎にかかりました。
もうすぐ小2になる春のことだったと思います。
祖母と映画館に行ったのですが、
何度も尿意をもよおし、何度もトイレに行きました。
でも数滴しか出ないんですよ。しかも出すときに激痛。
祖母と見に行った映画はSweet Homeというホラー映画で
(祖母の映画のチョイス…笑)
怖いから席を外していると思っていたと思います。
その日より前に違和感を感じていたかどうかは覚えていません。
覚えているのはその映画の不気味さと激痛です。
痛みを感じてもなかなか親には言えず、
痛いのが嫌で、尿意が来ても我慢するようになり、
よくもじもじしていました。
母に「我慢しない!」って言われていた覚えもあります。
それが膀胱炎の前か後かはわかりませんが…。
そうやって我慢するうちについに血尿が出ました。
さすがに親に言い、病院に連れて行ってもらいました。
病院で先生に、
「トイレに行きたいときはすぐに行くんだよ」と言われました。
「おじさんならわかるんだけどね、こんな小さな子がかかるとは…」
とも言われたことを覚えています。
尿意を我慢したけど、それは痛みを感じた後のこと。
でもばい菌が入ったのかなあと幼心に気づき、恥ずかしくて、
先生に何も言えなかったのをよく覚えています。
治療は薬を飲んで治るようなものではなく、
尿道にストローみたいな管をさして直接消毒するものでした(たぶん)。
当時はわけもわからず、
でもストローを入れる様子がとにかく怖くて、痛くて、
二度と膀胱炎になりたくないと思いました。
何度か病院に通い、そのたびストローをさされ、
そのうち普通にトイレに行けるようになっていました。
大人になって何度か膀胱炎になりましたが、
全て薬で簡単に治ったので、
小学校一年生で血尿まで出るというのは
相当我慢してしまっていたんだろうなと改めて思います。
我慢したかったのは、きっと隠したかったから。
この事態を引き起こした祖父は
通院する私を見て何を思っていただろう…。
きっと病院の先生が気づきませんように!
私が本当のことを言いませんように!…かな。
